年末年始、毎年テレビでは数多くの映画を観る機会がありますが…
「そうじゃなくて、年末年始をテーマとした映画を観たいんだ!」という方はいらっしゃいませんか?
この記事では、年末や年始、大晦日・年明けなどをテーマにした映画を紹介していきます!
年末年始をテーマにした映画①200本のたばこ(1999年 – アメリカ)
『200本のたばこ』はアメリカの青春群像ラブコメディ。
青春…と言えば聞こえはいいですが、ファミリーで観るには全くオススメしません!!
見どころ①80sのド派手ファッション
1981年のニューヨークの大晦日が舞台の本作。
いかに「いい人」と新年を迎えるか?頭の中がソレしかない若者たちを描いています。
注目すべきは、80年代のギラギラファッション!!
コンサバ至上主義の現代人が卒倒するようなギラギラメイクにパンクやメタルのバンドマンたち、
目立ってナンボ、露出してナンボな時代の攻めたファッションが本当に楽しいんです!
見どころ②現代にも通じる「承認欲求」
友達のいない痛い女子・モニカが大晦日にパーティーを主催するところを軸に話が展開するのですが。
スマホもSNSもない時代でも、結局若者は「承認欲求」を満たしたいんですよね…!
「パーティーを開いたら人気者に見えるかも!?」
そんな切ないモニカの心情が現代の若者にも痛いくらいにわかるでしょう。
マチアプよろしく「ファストラブ」に駆け込む若者たちの姿は何も変わっていないのかも。
見どころ③そうそうたるキャスト!
ここで忘れてはいけないのが、キャスト!
配役が非常にはまり役で魅力的なのがポイント高い映画だと思っています。
特にかっこいいのが、ルーシー役のコートニー・ラブ!!
上で紹介した俳優以外にも、クリスティーナ・リッチーやポール・ラッドなども出演しています。
年末年始をテーマにした映画②THE 有頂天ホテル(2006年 – 日本)
こちらはファミリーでも付き合いたてカップルでも安心して観られる、三谷幸喜監督作品!
テレビのロードショーでもよく放映していた、あるホテルの年末の騒動を描いた群像コメディです。
見どころ①安心の三谷幸喜ワールド
三谷幸喜監督と言えば、『古畑任三郎』『新選組!』『ザ・マジックアワー』と言った大ヒット作を手掛けた鬼才。
なんだか憎めないリアリティある登場人物達に、独特の笑いと間のセンスで安心して観ていられます。
とりあえず面白くて、そこまで気まずい事態にはならないだろう絶対的信頼感がお茶の間を支えるでしょう。
見どころ②気持ちの良い大団円感
群像劇なので、はじめ~中盤は登場人物が非常に多く散らかった印象を持つかもしれません。
しかしそこはさすが三谷幸喜監督、最後には綺麗にまとまるように作られています。
年末にふさわしいにぎやかでハッピーな大団円を見られるうえ、オチも用意されているので二重に楽しめるんですよ。
人生がうまくいかないモヤモヤを晴らすような一作。
見どころ③大物監督でしか不可能な豪華キャスト
この映画の見どころは、その豪華キャストにもあるでしょう!
役所広司氏と佐藤浩市氏・西田敏行氏が共演するなんてどこ探してもこの作品しかありませんよ。
大物俳優も勿論見どころですが、個人的には三谷ファミリーがしっかりいい味出してるのも好きです。
管理人は梶原善さんのファンなもので…王様のレストランでハマったんですよねぇ。
西田敏行氏演じる演歌歌手の付き人役をしているので、要注目です!!
年末年始をテーマにした映画③ピーターズ・フレンズ(1992年 – イギリス)
こちらはセンシティブなテーマも扱うので、ファミリーには向かない一作。
現在アマプラやその他配信サービスでは公開されておらず…観るにはDVDかVHSを探すしかないかも!?
見どころ①過ぎ去った青春とのしかかる現実。それでも…
大学時代仲良しだった6人組は10年後…理想と現実に挟まれ、目の輝きを失った大人になってしまいました。
10年ぶりに再会しても、空白の時間は埋められず…。
大人になるにつれ誰でも抱える苦悩と秘密を描いた本作。行き詰まった大人に観て欲しい作品です。
見どころ②監督はケネス・ブラナー
ケネス・ブラナー監督は、オリエント急行殺人事件やマイティ・ソーなど数多くのヒット作を生み出し続ける大御所。
俳優としても活躍しており、TENETは記憶に新しいですね。
若かりし頃のブラナー監督の雰囲気を楽しむのに良いと思います。
見どころ③80年代の音楽
この作品で最も印象的なのは、その音楽。
メインテーマにクイーン『マイ・ベスト・フレンド』を使ったほか、
シンディ・ローパーやニーナ・シモン、ティナ・ターナー、クラプトンなどこれぞ80sなナンバーが目白押しです!
正直言ってストーリーを楽しむというより、80sの音楽を楽しむような映画かと思っています!!
年末年始をテーマにした映画④RENT/レント(2005年 – アメリカ)
伝説的大ヒットのブロードウェイミュージカルを映画化した本作。
こちらもセンシティブな話題を扱うのでファミリーでは観ない方がいいかも!!
見どころ①全編ほぼミュージカル
人気ミュージカルの映画化だけあって、とにかく歌・歌!
どれをとっても名曲揃い!さすがはジョナサン・ラーソンです。
重いテーマを扱っているのですが、ミュージカル調のおかげか最後まで明るい雰囲気なのもポイント。
一番有名なのはこの『Seasons of Love』。これを観てビビッと来たらぜひ観てみてください!
年末年始をテーマにした映画⑤幸せになるための5秒間(2014年 – イギリス)
これらもセンシティブな話題を取り扱った…そんなんばっかだな!!!!!
ニック・ホーンビィ原作『ア・ロング・ウェイ・ダウン』の映画化作品。
日本では未公開でしたがアマプラで日本語字幕版が配信されていた時期もあるようです(2023年12月現在は観れません…残念)
見どころ①悲劇から始まる物語
物語は4人の老若男女が同じ時間に同じビルから身を投げようとするところから始まります。
4人はどうにもならないそれぞれの境遇を語り、バレンタインデーまで生きようと決めるのですが…。
身投げ、というショッキングなスタートを切る本作。
重いテーマでブラックジョークが多く、イギリス映画って感じで良いです。
基本的に喜劇なのでテーマの重さに引っ張られることなく観られますよ。
見どころ②洗練された映像美
この予告編を観てもらうとわかると思います。とてもオシャレなんですよ…!!
ブラックなテーマには似合わない洗練された雰囲気が逆にマッチして、世界観に引き込まれます。
管理人にとっては、定期的に見直したい一作となっています。
日本ではマイナーですが、この面白さを分かち合いたいです…!!!
現在映画が配信されていないので、原作の小説をおススメします…!
映画化もされた『アバウト・ア・ボーイ』などに代表されるニック・ホーンビィ氏の作品は
独特の語り口で人気。日本語版もありますのでぜひ読んでみてください!
まとめ
年末年始をテーマとした映画を5つ紹介しました。
年末年始、観る映画を決めるお手伝いができたなら幸いです!
ドクターマーチンを着用した映画を紹介した記事もありますのでぜひ!
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